4月まで続けてきた「やさしい統計学」が完走しまして、5月より新シリーズに入っております。【組織行動論】、組織という文脈での個人の思考・行動を科学する学問です。
それは率直に言えば、私たちは働くということを通じてどう生きているのか、を問うということ。
この科目の進歩には、20世紀における管理型社会の急速な広がりの影響を否定することはできません。人々が、数千数万人からなる組織に所属するようになれば、おのずとその数千数万の人々をどう管理するかが問われる。そうした背景をもつ科目として、組織行動論は純粋な「人間の行動科学である」というよりも「人の特性を知り、どう動機づけ、訓練し、協働させるか」という色があったことは事実なのです。
しかし、そうして培われてきた「組織の中の人の行動科学」はいま、新たな役目を担って21世紀に存在していると言えます。
ともかくも、私たちは組織の中でどう働く動機を手にし、活躍するための力を身に着け、仲間たちと協働するのかに関する膨大な知識を手に入れたのです。
21世紀に生きる私たちは、「自分たち自身」のためにこそ、働く自分の心技体の法則性を知るべきだ。その意味において組織行動論は変わらず21世紀にも重要な学問だと考えています。
他者の支配のためか、 それとも自身の生を考えるためか。
”持つ人の 心によりて 宝とも 仇ともなるは 黄金なりけり” (渋沢栄一『論語と算盤』より)
あなたなりの組織行動論を学ぶWhyを探しながら、 一緒に学んでいってもらえれば幸いです!
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